小6理科:地学分野

小6地学⑤:生物と環境

~自然のつながりを見てみよう~


🌱 生物と水・空気とのかかわり

① 生き物は水がないと生きられない

どんな生き物もが必要です。

たとえば:

💡 水は、体の中で栄養や酸素を運ぶ役わりもあります。汗やおしっこなどで体の中の不要なものも外に出します。

② 空気は見えないけれど、生き物にとって大切!

空気中にはいろいろな気体があります。その中でも生き物にとって大切なのが:

気体名生き物とのかかわり
酸素(O₂)動物や人間が呼吸に使う。体の中でエネルギーを作るときに必要。
二酸化炭素(CO₂)植物が光合成をするときに必要。動物や人が出す。
窒素(N₂)空気の約8割。直接は使われないが、空気のバランスを保っている。

③ 光合成ってなに?

植物は、日光・水・二酸化炭素(CO₂)を使ってでんぷん(栄養)と酸素(O₂)を作ります。これを「光合成(こうごうせい)」といいます。

🌞 光 + 水 + CO₂ → O₂ + 栄養(でんぷん)

だから、植物は空気をきれいにし、動物に酸素を与えてくれているんだね!


🐾 食べ物による生物の関係(食物連鎖)

① 生き物は食べることでつながっている!

自然の中の生き物たちは、「食べる・食べられる」という関係でつながっています。これを「食物連鎖(しょくもつれんさ)」といいます。

たとえば:

🌱 草 → 🐛 イモムシ → 🐦 スズメ → 🦅 タカ

このように、草を食べた虫を鳥が食べて、その鳥をタカが食べる、というように命のバトンがつながっているのです。

② 食物連鎖のはじまりは?

食物連鎖はたいてい、植物(草など)からはじまります

🧩 すべてがそろって、自然の中の「いのちのつながり」が成り立っています。

③ 食物連鎖がくずれると…?

たとえば、森の中でタカがいなくなると、スズメが増えすぎて虫を食べすぎてしまい、植物が元気に育たなくなることも。

つまり、一つの生き物がいなくなると、他の生き物にも大きな影響があるのです。


🔍 まとめ

観点内容
水とのかかわり生き物は水がないと生きられない。水は体の中の大切なはたらきを助けている。
空気とのかかわり酸素は呼吸、二酸化炭素は光合成に必要。植物は空気をきれいにする。
光合成植物が日光・水・二酸化炭素から栄養と酸素を作る大切なはたらき。
食物連鎖生き物たちは「食べる・食べられる」でつながっている。
生態系のバランス一つの生き物が減る・増えると、他の生き物にも大きな影響がある。

📝 発展ポイント(+α)