小6地学④:月と太陽
~夜空のふしぎを見上げよう~
🌙 月の位置や形と太陽の位置
月の形は毎日変わる!
月は毎日すこしずつ形が変わって見えるよね。これを「月の満ち欠け(みちかけ)」といいます。
たとえば:
- 新月(しんげつ):見えない月
- 三日月(みかづき):細く光る月
- 上弦の月(じょうげん):半分の月(右が光る)
- 満月(まんげつ):まんまるな月
- 下弦の月(かげん):半分の月(左が光る)
なぜ月の形が変わるの?
月は自分で光っているのではなく、太陽の光を反射して光って見えているんだ。
地球のまわりを月が動いている間に、見る角度によって太陽の光が当たる部分の形が変わるので、私たちには月の形がちがって見えるんだよ。
🌀 月は約29.5日かけて一周するので、約1か月で満ち欠けが1周します。
🌄太陽の位置と月の見え方の関係
- 昼間は太陽が明るいので月が見えにくいけれど、月は昼にも空に出ていることがあるよ!
- 月の出る時間や方角は、満ち欠けの状態によって変わるんだ。
月の形 | 出る時間の目安 | 出る方角 | 見える時間帯 |
---|---|---|---|
新月 | 朝ごろ | 東 | 見えない(太陽と重なる) |
上弦の月 | 昼ごろ | 南 | 夕方から夜 |
満月 | 夕方 | 東 | 夜~朝 |
下弦の月 | 深夜 | 南 | 明け方 |
🌕 月の表面の様子
月の模様はなに?
夜空をよく見ると、月にはうすいところと、黒っぽいところがありますね。
この黒っぽい部分は「月の海(うみ)」とよばれています。でもほんとうに海があるわけではありません。
- 明るい部分:高い山や丘が多い場所(でこぼこ)
- 黒っぽい部分:むかし、大きな隕石(いんせき)がぶつかってできたくぼ地にマグマが流れこんでできた、平らな土地
月の表面はどうなっている?
月には空気や水がほとんどなく、風も雨もありません。だから:
- くぼみ(クレーター)がいつまでものこっています。
- 植物や生き物はいません。
月の表面は「岩石と砂の世界」で、昼はとても暑く、夜はとても寒いという過酷(かこく)な場所なんだ。
🔭 月を観察してみよう!
観察するなら:
- 夕方や夜、方角は南東から南西を見てみよう。
- 月の形が変わっていくようすを、数日ごとにスケッチしてみると変化がよくわかるよ!
📒 観察ノートのポイント:
- 日にちと時刻、方角、月の高さ
- 月の形と明るさ
- その日の天気
🧠 まとめ
- 月は太陽の光を反射して光って見える。
- 月の形は見る角度のちがいで変わる(満ち欠け)。
- 月の模様は、昔の火山活動や隕石のあと。
- 月には空気や水がなく、でこぼこした岩の世界。
- 月と太陽の位置関係で、見える時間や方角も変わる。
🔍 探究ポイント
- 月の出る時刻や方角を1か月記録すると、「満ち欠けと動きの関係」がもっとよくわかる。
- 月の模様を調べて、「月のうさぎ」の由来も考えてみよう。