小5地学④:天気の変化
みなさんは、空にうかぶ「雲(くも)」をよく見たことがありますか?
白いわたあめのような雲、うすく広がった雲、黒くて分厚い雲…。
これらの雲をよく見ることで、天気の変化を予想できるんです!
☁ 雲と天気の関係を知ろう!
雲は、水のつぶが空に集まってできています。
水のつぶは、もともとは空気中の水蒸気(すいじょうき)です。
水蒸気は、空気が冷えると、水のつぶに変わります。
そのときにできたたくさんの水のつぶが、雲なのです!
☁️ いろいろな雲と天気のようす
雲の形や高さで、どんな天気になるかをあるていど予想できます。
雲の名前 | 見た目 | 天気との関係 |
---|---|---|
すじ雲(巻雲) | ほそくのびた白い雲 | 天気がくずれるサイン。低気圧が近づいている。 |
うす雲(巻層雲) | 空全体にうすく広がる | あめのまえぶれ。 |
わた雲(積雲) | もこもこした雲 | はれた日の昼によく出る。天気がよい。 |
にゅうどう雲(積乱雲) | 大きくて黒っぽい・たかくもりあがる | 雷雨やにわか雨のおそれあり!ゲリラ豪雨のもと。 |
あま雲(乱層雲) | 空をおおう黒い雲 | 長い時間、雨をふらせる。 |
🌦 天気はなぜ変わるの?
天気が変わるのは、空気の流れ(風)や気圧(きあつ)が動くからです。
とくに、日本では「低気圧(ていきあつ)」と「高気圧(こうきあつ)」の動きが、天気を大きく変えています。
- 高気圧がくると晴れやすい
- 低気圧がくるとくもりや雨になりやすい
💡 天気図(てんきず)を見れば、高気圧・低気圧の場所や動きがわかり、天気の予想につながります。
🔍 天気の変化を予想してみよう!
天気の変化を予想するためには、つぎのような観察が大切です。
✅ 天気予想のポイント
1. 空のようす(雲の形・色・広がり)
2. 風の向きや強さ
3. 気温や湿度の変化
4. 天気図や気象情報(天気予報)
📌 たとえば…
- 朝はわた雲だったのに、午後ににゅうどう雲が出てきた → 夕方に雷雨の可能性あり!
- 昨日からすじ雲が出はじめ、空がうすくなってきた → 明日は雨の可能性!
📈 雲のうごきと天気の変化(イメージ)
午前:青空にわた雲 → 午後:にゅうどう雲に変化 → 夕方:にわか雨
このように、雲の変化をていねいに見ていくと、天気がどうなるか予想しやすくなります。
📗 観察の記録をつけよう!
天気の変化をしらべるには、毎日の観察記録がとても大事です。
観察ノートやカードに、次のようなことを書きましょう。
- 日付・時間・天気・雲のようす
- 気温(温度計で測る)
- 風の強さや向き
- ひとことメモ(「夕方に雷がなった」など)
👀 観察をくりかえすと、「この雲が出ると雨がふる」などのパターンが見えてきます!
🧠 まとめ:空を見て、未来の天気を考えよう!
- 雲は水蒸気が冷えてできた水のつぶでできている。
- 雲の種類やようすで、天気の変化を読みとることができる。
- 高気圧と低気圧の動きで天気が変わる。
- 雲・風・気温などを毎日観察して、天気の予想にチャレンジしよう!
🌤 空を見上げると、自然のふしぎがたくさんかくれています。
これからも「空のたんてい」として、いろんなことを見つけていきましょう!