小5地学②:川の上流・下流と川原の石
~川の場所によって、石や流れがちがうよ~
こんにちは!
みなさんは、川に行ったことがありますか?
川の近くで、石をひろって見たり、水の流れをじっと見たりしたことはありますか?
川は、上流(山の方)から下流(海の方)へと流れていて、場所によって流れのようすや石の形、大きさがぜんぜんちがうんです!
今日はそのふしぎをいっしょに見ていきましょう!
🏞️ 川には「上流」「中流」「下流」がある!
川は、流れていく場所によって3つに分けられます。
名前 | どんなところ? | 水の流れ | 石や地形のようす |
---|---|---|---|
上流(じょうりゅう) | 山の近く | はやい・強い | 大きな石、ごつごつ |
中流(ちゅうりゅう) | 山と海の中間 | 少しゆるやか | 中くらいの石 |
下流(かりゅう) | 海の近く | ゆるやか | 小さな石、砂やどろ |
🔍 上流の川と石のようす
- 水がたくさんの岩や石にぶつかりながら、ゴーッとはやく流れる。
- 大きな石や岩が多くて、ごつごつしている。
- 水の力がとても強いので、岩をけずって谷を作る力がある!
🪨 上流では、「侵食(しんしょく)」というけずる働きがとても強くなります!
🌊 中流の川と石のようす
- 水の流れは少しおだやかになる。
- 石は中くらいの大きさで、だんだん丸くなってくる。
- 水は石や砂をはこんでいく力(運搬)が強くなります。
🏞️ 川のよこに広い川原(かわら)が見られるのも、このあたりです。
🏖️ 下流の川と石のようす
- 水の流れはゆるやかになり、川が広くなる。
- 石は小さくて、丸く、すべすべしたものが多くなる。
- 土や砂がたまって、三角州(さんかくす)や川の口ができます。
⛱️ 「堆積(たいせき)」というつみかさねる働きが一番強くなるのが、下流です!
🪨 石のちがいをくらべてみよう!
地点 | 石の大きさ | 石の形 |
---|---|---|
上流 | 大きい | 角ばっている、ごつごつ |
中流 | 中くらい | 少し丸い |
下流 | 小さい | 丸く、すべすべ |
💡 このちがいは、長い時間をかけて水にけずられたり、ころがされたりしたからなんだよ!
📊 観察のポイント!
川原の石をひろって観察するときは、こんなことを見てみよう!
- 大きさ:上流では大きい? 下流では小さい?
- 形:角ばっている? 丸い? ツルツルしてる?
- 色:どんな色の石が多い?
📷 写真をとって記録したり、石のスケッチをして比べても楽しいよ!
🧪 ミニ実験のアイデア(理科クラブ活動向け)
- ペットボトルに石と水を入れてふり続けると…
→ 石がすこしずつ丸くなる! → 実際の川の中と同じ!
🌟 まとめ:川の流れと石のふしぎ
- 川は、上流・中流・下流に分けられ、それぞれ流れの速さや石のようすがちがう。
- 上流では「けずる」、中流では「はこぶ」、下流では「つみかさねる」働きが強い。
- 石の形や大きさをくらべることで、川の力を知ることができる!
🌍 川をよく見てみると、自然の力のすごさを感じられるはずです!
今度川に行ったら、石を見て「この石はどこから来たのかな?」と考えてみてね。