中3地学②:太陽の様子
☀️ 太陽とは何か?
太陽は、私たちの太陽系の中心にある恒星(こうせい)です。
地球から最も近い恒星で、地球にとっての光と熱の源でもあります。
🔍 太陽の構造(外側から順に)
部位 | 特徴 |
---|---|
**コロナ** | 最も外側に広がる薄い大気。温度は100万度以上。皆既日食のときに見える白い光。 |
**彩層(さいそう)** | コロナの内側で赤く見える層。太陽フレアが発生することがある。 |
**光球** | 太陽の表面に見える部分。温度は約6000℃。黒点や白斑が見える。 |
**内部(中心部)** | 核融合反応により、**水素がヘリウムに変わり、膨大なエネルギーを放出**している。 |
🌑 黒点と白斑(光球の特徴)
■ 黒点
- 光球の表面に見える黒い斑点
- 実際の温度は約4000℃と、周囲より低いため暗く見える
- 太陽活動が活発な時期ほど黒点の数が多くなる
■ 白斑
- 黒点の周囲に現れる明るい部分
- 高温のため白く見える。黒点とセットで発生することが多い。
⚡ 太陽活動と地球への影響
🔥 太陽フレア
- 太陽表面で起こる大爆発現象
- 放出されたエネルギーは地球にも届き、電波障害・オーロラ・人工衛星の誤作動などを引き起こす
☢️ コロナ質量放出(CME)
- 太陽から大量のガス(プラズマ)が放出される現象
- フレアとともに発生すると、地球の磁場に強い影響を与える
🌌 地球への影響
- オーロラ:地球の高緯度地方で観測される美しい光。
→ 太陽から飛んできた粒子が地球の磁場と大気にぶつかって光る現象
- 磁気嵐:電波やGPS、人工衛星、送電設備などに悪影響を及ぼすことがある
🔁 太陽活動の周期
- 約11年周期で、黒点数が増減する
- 活動が最も活発な時期を「極大期」、最も穏やかな時期を「極小期」という
- この周期性は、宇宙天気予報や通信分野、防災でも重要
✅ まとめ
観点 | 内容 |
---|---|
太陽の正体 | 地球に最も近い恒星(核融合によってエネルギーを出す) |
構造 | コロナ → 彩層 → 光球 → 内部(核) |
特徴 | 黒点・白斑、太陽フレア |
地球への影響 | オーロラ・磁気嵐・通信障害など |
活動周期 | 約11年の黒点周期あり |