地学が使える大学分析

ここに掲載する情報は、2025年時点の調査に基づいた参考情報です。入試制度は、毎年、予告なく変更される可能性があります。「昨年度は使えた」は、何の保証にもなりません。最終的な判断は、必ず、君自身の手で、君が受験する年度の、各大学が発表する最新の「入試要項」を、一字一句、確認してください。情報の確認を怠ることは、受験戦略において、最も致命的なエラーです。

【共通テスト】での利用

共通テストにおいて、「地学基礎」および「地学」は、多くの国公立大学で、理科の選択科目として認められています。特に、文系学部を受験する場合や、理系でも理科の選択の自由度が高い大学・学部では、強力な選択肢となります。

【注意点】
私立大学の共通テスト利用入試や、国公立大学でも、特定の学部（特に医療系・工学系の一部）では、理科の受験科目が「物理基礎・化学基礎・生物基礎から2科目」や、「物理・化学・生物から1科目」のように、地学が除外されているケースが散見されます。募集要項の、ほんの小さな注意書きを見落とさないよう、細心の注意を払ってください。

【二次試験（個別学力検査）】での利用

専門科目「地学」を、二次試験で利用できる大学は、物理・化学に比べると少数ですが、地球科学分野の研究に力を入れている、トップレベルの大学が多く含まれています。

【旧帝国大学】

東京大学（理科一類・二類・三類）
京都大学（理学部）
北海道大学（総合入試理系、各学部）
東北大学（理学部、工学部など）
名古屋大学（理学部、工学部など）
九州大学（理学部、共創学部など）
※大阪大学は共通テストのみで、二次試験では選択不可。

【その他難関国公立大学】

筑波大学（理工学群地球学類など）
千葉大学（理学部地球科学科など）
神戸大学（理学部惑星学科など）
広島大学（理学部地球惑星システム学科など）
※横浜国立大学、お茶の水女子大学などは共通テストのみ。

【私立大学】

早稲田大学（教育学部理学科地球科学専修）
岡山理科大学（生物地球学部）など

ここに名前がなくても、利用できる大学は存在します。君の志望校はどうだろう？ぜひ、自分で調べてみてほしい！