高校地学基礎・地学

地学基礎⑱:地球史

🔭 地球誕生の背景と宇宙的起源

◉ 太陽系の形成(約46億年前)

◉ 地球の成層化

 → 中心核(鉄)とマントル(ケイ酸塩)に分化(=成層化


🌍 原始地球とその変化

◉ 原始大気の形成

◉ 海の誕生(約43億年前)


🌊 生命の誕生と酸素の登場

◉ 生命の誕生(約38億年前)

◉ 光合成と酸素の発生(約27億年前~)


🌬️ オゾン層と陸上進出

◉ オゾン層の形成

◉ 多細胞生物の出現(約10億年前〜)


🦖 地球の大変動と生物の進化

時代出来事・特徴
**先カンブリア時代**(約46億〜5.4億年前)地球誕生・海の形成・生命誕生・酸素出現
**古生代**(5.4〜2.5億年前)三葉虫、魚類、両生類、昆虫の出現 / **大陸移動が活発(パンゲア形成)**
**中生代**(2.5〜6600万年前)恐竜・裸子植物の繁栄 / 被子植物の出現 / 恐竜絶滅(隕石衝突)
**新生代**(6600万年前〜現在)哺乳類・被子植物の繁栄 / ヒトの出現(約700万年前〜)

🌐 地球の変動史と環境変化【発展】

◉ プレートテクトニクスと地形変化

◉ 氷期と間氷期


📊 年代表・地球史のスケール感

年代出来事
約46億年前地球誕生・原始地球の成層化
約43億年前海の形成
約38億年前生命誕生
約27億年前光合成開始(酸素発生)
約20億年前大気中に酸素が増加
約10億年前多細胞生物の出現
約5.4億年前カンブリア爆発
約2.5億年前最大規模の大量絶滅(ペルム紀末)
約6600万年前恐竜絶滅(中生代末)
約700万年前ヒトの祖先登場

受験チェックポイント ✅

項目内容
🔲地球の誕生約46億年前、星間雲の重力収縮から形成
🔲海と生命海の形成→生命誕生→光合成と酸素増加
🔲酸素とオゾン層酸素→オゾン層→陸上進出
🔲地球の時代区分先カンブリア時代、古生代、中生代、新生代
🔲カンブリア爆発約5.4億年前、生物の急激な多様化

📘 まとめ

地球は宇宙の中で約46億年前に誕生し、海や大気、生命を育みながら変動し続けてきた天体である。

生命は海中で始まり、酸素の出現によって環境が変わり、ついには陸上に進出。プレートの動きや気候変化により、地球環境と生物の関係は常に変化してきた。この長大な歴史を理解することは、現在の地球環境の背景を知る手がかりとなる。