小4理科①:天気と気温のふしぎを調べよう!
この記事でわかること!
「今日はあつい!」「きのうはすずしかったのに…」って思うこと、あるよね? この記事では、1日の気温の変わり方や、その正しいはかりかたのひみつをいっしょに見ていくよ!
1日の気温はどう変わる?
1日の中でも、朝、昼、夜で気温は大きく変わるよね。みんなが学校にいる時間を中心に見てみよう。
ちさまるの「なぜ?どうして?」
太陽がいちばん高いところにあるのは、お昼の12時ごろだよね。じゃあ、気温がいちばん高くなるのも、お昼の12時ごろなのかな?
いいところに気がついたね! じつは、気温がいちばん高くなるのは、太陽がいちばん高いときよりも、少しあとの午後2時ごろなんだ。ふしぎだね。
コレクトの論理 de 解説
これは、地面や空気が太陽の光であたたまるのに、時間がかかるからです。フライパンが火をつけてすぐに熱くならないのと似ていますね。太陽の光をあびて、じわじわとあたたまっていき、午後2時ごろにピークをむかえるのです。
気温の正しいはかりかた
気温を調べるときに使うのが「温度計」だ。でも、ただはかるだけじゃダメなんだ。正しい気温を知るためには、3つの「やくそく」があるよ!
気温をはかる3つのやくそく!
- 日かげではかる!
【理由】温度計にちょくせつ日光が当たると、温度計じたいがあたたまって、空気の温度より高くなってしまうからだよ。 - 風通しのよい場所ではかる!
【理由】風が通らないと、その場所だけの特別な温度になってしまうことがあるんだ。 - 地面から1.5mくらいの高さではかる!
【理由】地面の近くは、太陽の熱でとてもあつくなっていることがある。みんなが生活している高さの温度をはかるのが大切なんだ。
雨あがりの水たまりは、どこへ?
雨がふったあと、地面にできた水たまりが、いつのまにかなくなっていることがあるよね。あれは、水がどこかへ消えたわけじゃないんだ。
水は、太陽の光などであたためられると、目には見えない「水蒸気」という気体になって、空気の中にとけていくんだ。これを「蒸発」というよ。そして、水蒸気をふくんだ空気がつめたくひやされると、また水のつぶにもどる。これが、コップにつく水てきや、冬のまどガラスのくもりの正体なんだね。
コレクトの発展ラボ
豆知識ですが、この「蒸発」と「水蒸気が水にもどる」という現象は、雲ができたり、雨がふったりする、とても大切なしくみにつながっています。空の上で、同じことが起きているのです。
チャレンジ問題:気温の変化を予測しよう!
よく晴れた日と、一日中くもっていた日。1日の気温の上がり下がりが大きくなるのは、どちらの日だと考えられるかな? 理由もいっしょに考えてみよう!
こたえを見てみる
こたえ:よく晴れた日
【理由】晴れた日は、昼間は太陽の光が直接地面にとどいて気温がぐんぐん上がるけど、夜は熱が宇宙ににげていって、地面がひえやすい。いっぽう、くもりの日は、昼間は雲が太陽の光をさえぎるから気温が上がりにくく、夜は雲がふとんの役割をして熱がにげにくいから、気温の変わり方が小さくなるんだ。