小4理科③:星の明るさ・色と動き
この記事でわかること!
夜空に またたくたくさんの星たち。よく見ると、明るさや色がちがうことに気づくかな? この記事では、星のふしぎな個性と、空での動きかたについて学んでいくよ!
星の明るさと色のひみつ
夜空の星は、ぜんぶ同じじゃない。人間と同じように、一つひとつに「個性」があるんだ。その中でも、見た目でわかるのが「明るさ」と「色」だよ。
ちさまるといっしょに考えよう!
どうして星の明るさはちがうんだろう? それに、星ってぜんぶ白く光っているように見えるけど、色なんてあるのかな?
いい疑問だね! 星の明るさがちがう理由は主に2つ。一つは、地球からの距離がちがうから。もう一つは、星そのものの本当の明るさがちがうからなんだ。
そして、星の色は、その星の表面の温度と関係があるんだよ。ガスコンロの火を思いうかべてみて。青いほのおは、赤いほのおより熱いよね。星もそれと同じなんだ。
コレクトの補足データ
- 表面温度が高い星ほど → 青白く見える
- 表面温度がふつうの星ほど → 白や黄いろに見える(太陽はこのタイプです)
- 表面温度が低い星ほど → 赤っぽく見える
冬に見えるオリオン座のベテルギウスという星は、赤っぽく見えます。つまり、表面温度が比較的低い星だと推測できますね。
星の動きかた
星空を長い時間ながめていると、星も太陽や月と同じように、東の空からのぼり、南の空を通って、西の空へとしずんでいくように見える。これは、地球が自転しているからだったね。
でも、星の動きはそれだけじゃないんだ。季節によって、夜に見える星たちが変わっていくことに気づいているかな? たとえば、夏によく見えた星座は、冬の同じ時間には見えなくなってしまう。これも、地球のもう一つの動きが原因なんだ。
コレクトの論理 de 解説
季節で見える星座が変わる理由は、地球が自転しながら、太陽のまわりを一年かけて一周しているからです。これを地球の「公転」とよびます。
地球が公転することで、夜、太陽と反対の方向に見える星空が、季節とともに少しずつ変わっていくのです。
チャレンジ問題:動かない星がある!?
夜、北の空を見ていると、たくさんの星がひとつの星を中心に、反時計まわりに動いているように見える。その中心にある、ほとんど動かない星の名前を知っているかな? そして、どうしてその星だけ動かないように見えるんだろう?
こたえを見てみる
こたえ:北極星(ほっきょくせい)
【理由】地球が自転するときの回転するじく(地軸)を、ずーっと北にのばしていくと、その先にほとんどぴったりと北極星があるんだ。だから、地球がいくら回っても、北極星だけはずっと同じ場所でかがやいているように見えるんだね。昔の船乗りたちは、この星を見て方角を知ったんだ。