小4理科②:月ってどんなふうに動くの?
この記事でわかること!
夜空を見上げると、いつもそこにいる月。でも、日によって形がちがったり、見える場所がちがったり…ふしぎだと思わないかい? この記事で、月のひみつをいっしょに探検しよう!
月の形は、どうして変わるの?
三日月、半月、まんげつ…。月はいろいろな形に見えるけど、じつは月そのものの形は変わっていないんだ。月は、自分では光ることができなくて、太陽の光をはね返してかがやいているボールのような天体だよ。
月の形がかわって見えるのは、太陽、月、地球の3つの場所の関係(位置関係)が変わることで、月からはね返ってくる太陽の光が、地球から見える部分が変わるからなんだ。
ちさまるの「なぜ?どうして?」
月は太陽の光をはね返しているのに、どうして夜にかがやいて見えるんだろう? 昼間は太陽といっしょに空にいないのかな?
すごくいい疑問だね! じつは、月は昼間でも空に出ていることがあるんだ。でも、昼間は太陽の光がとても明るいから、月の光が見えにくくなっているだけなんだよ。青空に、うすい月がうかんでいるのを見つけたことはないかな?
月の動きを追いかけてみよう
太陽と同じように、月も空を動いていくように見える。たとえば、夕方、南の空に見えた月は、夜中になると西の空へとしずんでいく。これも、太陽と同じで、地球が自転しているから、月が動いているように見えるんだ。
そして、もう一つ。月は、毎日同じ時間におなじ場所に見えるわけじゃない。すこしずつ、空の東のほうへとうつっていくように見えるんだよ。
コレクトの論理 de 解説
月が毎日すこしずつ東へうごくのは、月が地球のまわりをまわっているからです。これを「公転」とよびます。月は、約1ヶ月かけて地球のまわりを一周します。その間に、太陽と地球との位置関係が変わり、月の見え方が新月→三日月→半月→満月→半月…と変化していくのです。
星の明るさや色のちがい
月のまわりには、たくさんの星がかがやいているね。よく見ると、星には、とても明るいものと、そうでもないもの、そして、すこし色がちがって見えるものがあるんだ。
- 明るさのちがい → 星までの距離や、星そのものの大きさ、かがやきの強さで決まるよ。
- 色のちがい → 星の表面の温度で決まるんだ。青白い星はとても温度が高く、赤い星は温度が比較的低い星なんだよ。
チャレンジ問題:まんげつはいつ見える?
まんげつの月は、夕方ごろ、どっちの方角の空に見えることが多いかな?(ヒント:太陽と月の位置関係を思い出してみよう!)
こたえを見てみる
こたえ:東の空
【理由】まんげつは、地球をはさんで太陽とちょうど反対がわにあるときに見える。夕方は太陽が西の空にしずむころだから、その反対がわの東の空から、まんげつがのぼってくるんだよ。